Arriana McLymore Deborah Mary Sophia
[27日 ロイター] - デジタルデータ追跡のアドビ・デジタル・インサイツによると、サイバーマンデーに当たる27日の米オンライン売上高は124億ドルと、過去最高に達する見通し。
値引きセールの効果で「バービー」や「レゴ」といった玩具、ヘッドホン、スマートウオッチの売り上げが好調だった。
アドビの推計値はインフレ調整前で、前年実績の113億ドルから9%台の増加となる。
分析ツールのアドビ・アナリティクスによると、米東部時間午後6時(日本時間28日午前8時)時点で米オンライン売上高は83億ドルに上った。午後6─11時の売上高はセール終了前の駆け込み需要で40億ドルに達する可能性があるという。
ラファー・テングラー・インベストメンツの最高経営責任者(CEO)、ナンシー・テングラー氏は「この消費ペースが継続するかどうかにかかわらず、消費者はお金を使い続けるだろう。想定よりかなり良いクリスマスになりそうだ」と述べた。
SSAアンドカンパニーのマネジングパートナ、マシュー・カッツ氏は「消費者はかなり耐性があり、自分の子どもやペットにプレゼントや体験を買う方法を見いだした」と指摘した。
一方、サイズモア・キャピタル・マネジメントのチャールズ・サイズモア最高投資責任者(CIO)は、小売業者が今後数週間、さらに値引きを余儀なくされると予想し、投入コストや労働コストが低下していない中、利益率が圧迫されると懸念を示した。
またアドビ・アナリティクスによると、サイバーマンデーでは後払いサービスを利用する消費者が過去最高になると予想されている。