[ヨハネスブルグ 4日 ロイター] - S&Pグローバルが4日発表した昨年12月の南アフリカ購買担当者景気指数(PMI)は49.0と、11月の50.0から低下した。
PMIは50が好不況の分かれ目となる。
東部ダーバンの港湾で業務が滞り、供給網・在庫・生産・需要全てに悪影響が出た。納期は過去2年近くで最大の長期化を記録した。
S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスのシニアエコノミスト、デービッド・オーウェン氏は「港湾の混乱は2024年初めの経済をさらに圧迫する可能性が高い。企業は原材料不足の拡大に直面している」と指摘。
電力会社エスコムの計画停電も12月の生産・販売の重しになった。今後も計画停電が問題になる見通しという。
国営鉄道・港湾会社トランスネットは、長年の過少投資に伴う設備不足やメンテナンスの遅れにより、国内で適切な鉄道貨物・港湾サービスの提供が難しくなっている。