[ヨハネスブルグ 8日 ロイター] - 南アフリカの金融機関アブサが8日発表した12月の製造業購買担当者景気指数(PMI、季節調整済)は50.9と、前月の48.2から上昇した。休暇シーズンに停電が減って企業が恩恵を受け、景況拡大・悪化の分かれ目となる50を上回った。
企業活動を示すサブ指数は、新規受注がやや減少したものの、前月の46.0から51.4に上昇。今後6カ月の業況見通しを示すサブ指数も大きく上昇した。
アブサは「より長期の業況見通しの楽観度が顕著に高まったのはある種の驚き。これは、鉄道や港湾問題が年央までに最悪期を脱するとともに、今冬の計画停電が昨冬ほどにはならないかもしれないとの一定の希望を示している可能性がある」と指摘した。