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宇宙スタートアップへの投資、第4四半期は前期比31%増

発行済 2024-01-17 14:18
更新済 2024-01-17 14:27

Jaspreet Singh Akash Sriram

[16日 ロイター] - 米投資会社スペース・キャピタルが16日発表したリポートによると、昨年第4・四半期の宇宙関連のスタートアップ企業に対する全世界の投資は前期比31%増となった。記録的な打ち上げ数と政府契約を追い風に、宇宙インフラ業界は回復の兆しが一段と鮮明になった。

第4・四半期の宇宙関連企業の資金調達額は計46億ドルに増加。昨年全体の調達総額は179億ドルに達した。調達はこの2年間、高金利と景気の先行き不透明さから低迷していた。

英投資会社セラフィム・スペースは「出だしは比較的ゆっくりだったが、2023年の投資額は最終的に22年と同水準となった。第4・四半期の軌道が続けば、24年は宇宙インフラ投資にとって良好な年になるはずだ」との見方を示した。

スペース・キャピタルによると、衛星データを利用するためのハードウエアとソフトウエアを構築する企業への投資が記録的な低さだったため、昨年の宇宙業界への投資総額は10年ぶりの低水準だった。

イタリアの宇宙ロジスティクスサービスのスタートアップ、ディーオービットは先週、丸紅が主導する後期資金調達ラウンドで1億ユーロ(1億0937万ドル)余りを調達したと発表した。配置する衛星を増やし、宇宙ゴミ除去などのサービスの強化を目指す。

スペース・キャピタルによると、14年以降の宇宙関連企業への投資は1832社、約2980億ドルとなっている。

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