[ロンドン 18日 ロイター] - 電気自動車(EV)大手テスラ、自動車フォード・モーター、ケーブルテレビ運営会社チャーター・コミュニケーションズが、2023年にヘッジファンドの間で最も空売りされた米国株だったことが分かった。データ会社ヘイゼルツリーが18日発表した。
これら3社は22年も上位3位を占めたが、フォードに対する空売りは23年に減少したという。
業種別では、米国で最も空売りポジションが多いのはハイテク株だった。中型株では消費財銘柄、小型株ではヘルスケア銘柄がそれぞれ多かった。
ヘーゼルツリーのデータインサイト担当マネジングディレクター、ティム・スミス氏は声明で「高水準のインフレと金利が、空売り筋がシクリカル銘柄に注目する背景である可能性がある」と述べた。
また、ヘーゼルツリーのデータによると、半導体検査装置大手アドバンテストとソフトバンク・グループが、アジア太平洋地域で最も空売りされた大型株だったことも分かった。