[パリ 24日 ロイター] - S&Pグローバルがまとめたフランスの1月のHCOBサービス部門購買担当者景気指数(PMI)速報値は45.0と、市場予想を下回り、4カ月ぶりの低水準となった。
ロイターがまとめた市場予想は46.0。好不況の分かれ目となる50を8カ月連続で下回った。
製造業PMIは43.2。
サービス業と製造業を合わせた総合PMIは44.2で、4カ月ぶりの低水準だった。
ハンブルク商業銀行(HCOB)のエコノミスト、ノルマン・リープケ氏は「フランス経済は低調な年明けとなった。全体的に重苦しい」と述べた。
顧客の活動縮小、先行き不透明感、景気全般の低迷が需要の重しとなった。
ただ、今後一定の改善が見られる可能性もある。
同氏は「経済活動は8カ月連続で縮小したが、新規受注全体と海外受注の減少ペースが鈍化した。雇用もわずかだが、再び増加した」と述べた。