[25日 ロイター] - 英自動車工業会(SMMT)が25日発表した2023年の自動車生産台数は前年比約16.8%増の90万5117台となり、10年以来最大の伸びを記録した。半導体不足などのサプライチェーン(供給網)問題が改善し、電気自動車(EV)生産が加速したという。
SMMTのマイク・ホーズ会長は「供給問題の改善、新モデル発表、237億ポンド(302億ドル)に上る投資により、昨年は英自動車生産が確実に順調なペースに戻った」と指摘した。
商用車を含む生産台数は100万台を突破し、前年を17%上回った。
ホーズ氏は「最新の独立予想によると、24年は英国の乗用車と小型バンの生産が3%程度増の104万台となる見通し。30年までに120万台となる可能性もある」と述べた。
昨年は、バッテリー電気自動車(BEV)、プラグインハイブリッド車(PHEV)、ハイブリッド車の生産が48%増加し、全体の約4割を占めた。
昨年12月の生産台数は20.7%増の6万1768台だった。