[フランクフルト 8日 ロイター] - 調査会社センティックスが8日発表した4月のユーロ圏投資家センチメント指数はマイナス5.9と、前月のマイナス10.5から上昇し、2022年2月以来の高水準となった。
6カ月連続の改善。引き続きドイツが足を引っ張ったが「経済に生命の兆し」が見られるとしている。
ロイターがまとめた市場予想(マイナス8.5)を上回った。
センティックスは「ようやく持続可能な景気回復が実現するのだろうか。少なくともユーロ圏と世界の景気回復は続いている。経済のシグナルも国際的に安定してきている」と述べた。
ドイツの期待指数は22年2月以来の高水準だったが「主要先進国の中では引き続き相対的に問題児」になっているという。
ユーロ圏の期待指数は前月のマイナス2.3からプラス5.0に上昇、22年2月以来の高水準となった。改善は7カ月連続。
ユーロ圏の現況指数も前月のマイナス18.5からマイナス16.3に上昇し、6カ月連続の改善となった。
調査は投資家1201人を対象に4月4─6日に実施した。