*この記事は9日に配信しました。
(カッコ内は前営業日比)
FT100種総合株価指数(ロンドン)<.FTSE>
終値 5990.58(‐63.97)
前営業日終値 6054.55(+51.63)
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クセトラDAX指数(フランクフルト)<.DAX>
終値 7402.73(‐68.71)
前営業日終値 7471.44(+40.25)
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CAC40種平均指数(パリ)<.FCHI>
終値 3913.55(‐66.41)
前営業日終値 3979.96(+18.62)
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<ロンドン株式市場> 反落。米雇用統計を受けて米経済の健全性に対する懸念が高ま
り、リスク回避が強まるなか銀行株や商品株が売られた。
FT100種総合株価指数<.FTSE>は心理的節目の6000を割り込んだ。
需要懸念を背景とした金属価格の値下がりに追随して鉱山株<.FTNMX1770>が下落した。
原油先物
欧州の銀行をめぐる懸念に加え、米経済見通しに対する不安が高まったことから銀行株
<.FTNMX8350>も売られた。
<欧州株式市場> 反落。朝方発表された米雇用統計で非農業部門雇用者数の伸びが予
想を大きく下回り、失業率も9.2%に悪化したことを受け、米国経済の成長ペース鈍化
への懸念が再燃した。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は8.88ポイント(0.79%)安
の1114.44。米雇用統計が発表される前までは0.5%上げていた。週間ベースの
下げ幅は0.4%。年初来では0.7%低下している。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は大幅安。54.42ポイント(1.9
1%)安の2790.09で引けた。
投資家のリスク警戒感を示すユーロSTOXX50ボラティリティ指数<.V2TX>は
8.8%上昇した。
米雇用統計の内容についてハーグリーブス・ランスダウンの株式アナリスト、キース・
ボウマン氏は「大変残念な内容で、米国経済の鈍化は一時的なものなのかという疑問が浮
上する。第2・四半期の企業業績報告への関心が一層高まることになるだろう」と話す。
銀行株が値下がりし、STOXX欧州600銀行株指数<.SX7P>は2.3%安。トム
ソンロイター・ユーロ圏周辺国の銀行株指数<.TRXFLDPIPUBANK>は5.3%低下した。
ストレステストの結果発表を来週15日に控え、イタリアの銀行株の値下がりが目立っ
た。ウニクレディト
このほか注目を集めたのは英有料放送大手BスカイB
氏率いるニューズ・コーポレーション
疑惑に絡み、傘下の英大衆紙「ニュース・オブ・ワールド」の廃刊が決まるなか、不透明
感からから7.6%と大きく値下がりした。
[東京 9日 ロイター]