株安や米長期金利の急低下を受けて債券先物は底堅い動きに/債券・金利 今日のポイント 2018年02月06日(火曜日)−株式会社フィスコ 担当 小瀬 正毅 問合せ先:03-5774-2444 newsadmin@fisco.co.jp
今日のポイント *07:49JST 株安や米長期金利の急低下を受けて債券先物は底堅い動きに
<円債市場> 5日 債券先物3月限終値:150円32銭 レンジ:150円20銭-34銭 24372枚
本日6日の債券先物3月限は150円台半ば近辺で推移し、底堅い動きとなりそうだ。 米国株の大幅続落や米長期金利の急低下を意識した相場展開となりそうだ。 リスク回避的な債券買いが増えると予想されるが、インフレ見通しが一変する わけではないため、長期債などの利回り水準は小幅な低下にとどまるとの声が 聞かれている。
・債券先物3月限想定レンジ:150円35銭-55銭 10年債利回り:0.065%-0.075%
<米国債概況> 5日の米国長期債相場は急反発。米国株の大幅続落を意識して安全逃避的な債券買いが観 測された。この日発表された1月ISM非製造業景況指数(総合)は市場予想を大幅に上回る5 9.9に上昇し、長期債などの利回りが若干上昇する場面があった。しかしながら、米国株の 下げ幅が急拡大したことを受けて長期債などの利回り水準は反落。市場関係者の間では201 8年の米利上げペースは鈍化する可能性があるとの思惑が浮上している。CME FedWatchで は、3月に0.25ポイントの追加利上げが実施される確率が2月2日時点の76.1%から5日には6 6.2%まで低下した。10年債利回りは一時2.697%近辺まで低下した。
カーブは短・超長期間を除いてフラットニング。2年-10年は67.75bp、5年-30年は56.75b p近辺で引けた。2年債利回りは2.02%(前日比:-12bp)、10年債利回りは2.71%(同比:-13 bp)、30年債利回りは3.01%(同比:-8bp)で取引を終えた。
本日の主要政治・経済イベント
<国内> ・ペンス米副大統領来日(8日まで)
<海外> ・09:30 豪・12月貿易収支(予想:+2.00億豪ドル、11月:-6.28億豪ドル) ・09:30 豪・12月小売売上高(前月比予想:-0.2%、11月:+1.2%) ・12:30 豪準備銀行が政策金利発表(1.50%に据え置き予想) ・16:00 独・12月製造業受注(前月比予想:+0.8%、11月:-0.4%) ・22:30 米・12月貿易収支(予想:-520億ドル、11月:-505億ドル) ・22:30 カナダ・12月貿易収支(予想:-22.5億加ドル、11月:-25.4億加ドル) ・22:50 ブラード米セントルイス連銀総裁講演(米国経済と金融政策) ・24:00 米・12月JOLT求人件数(11月:587.9万件) ・03:00 米財務省3年債入札(260億ドル) ・NZ休場(ワイタンギ条約記念日) 《MK》