米国が貿易戦争の最近の段階的な拡大の中で、中国製品に対する新たな関税を発表予定とのニュースに投資家が恐怖を覚えたため、米国債の値段は月曜日に下がり、利回りは上昇した。
10年債の利回りは3.022%と高く、5月22日以来の最大値を記録した。午後10時48分時点では3.011%となった。
一方、30年債の利回りは3.151%であった。通常、債券利回りは価格に反比例する。
新しい週が始まり、米国と中国の貿易摩擦は依然として市場動向の鍵を握る可能性が高い。
政府高官によるとトランプ米大統領は、早ければ月曜日に中国からの輸入品へ2000億ドルの新規関税について発表する見込みだ。ウォールストリートジャーナルの報道によると、関税水準は政権が検討していた25%をはるかに下回る約10%になるとのこと。またトランプ政権が中国製品への追加関税を進めるならば、中国が脅しの下で交渉しないとして、今月下旬の米国との貿易交渉に参加することを拒否するかもしれないと報じた。
中国は報復措置を検討しているとも同紙は報じている。
米中の貿易戦争に対する懸念は数カ月にわたり激しくなっている。どちらの側も引き下がる気配がなく、世界経済を揺るがす貿易戦争に向かって世界2大経済圏が深く落ち込んでいくのではないかという懸念が大きくなっている。