[ロンドン 29日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)のチーフエコノミスト、ハルデーン理事は、同国北東部の企業など地域団体とオンライン会議を行い、経済を巡りまだら模様のシグナルが見られたと述べた。
ハルデーン氏は、不動産業界では5月の事業再開後に市況が急回復しているようだとし、おそらく需要の急増を反映していると述べた。
また、地元経済誌には「さらなる雇用損失の可能性を考えると、見通しは間違いなく不確実だが、大半の人は見通しが比較的明るいと感じている」と語った。
一方で、地域団体からはやや暗い見通しが示されたようで、「以前は何とかなると思っていた人たちが突然苦境に陥り、フードバンクに頼るようになっている」と指摘した。
同氏は先月のイングランド銀行(英中央銀行)金融政策委員会で景気刺激策の拡大に反対票を投じた。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20200729T142506+0000