[27日 ロイター] - リフィニティブ・リッパーのデータによると、8月25日までの週に米国債券ファンドへの純流入額が前週から16%増え74億7000万ドルとなった。米連邦準備理事会(FRB)が開催するジャクソンホール年次経済シンポジウムでのパウエル議長の講演を控え、投資家は慎重な姿勢を取った。
米地方債ファンドの純流入額は17億3000万ドル。先週は17億8000万ドルだった。米課税債券ファンドは約60億ドルの流入で、先週から28%増えた。
米国債・短期証券ファンドは純流入額が7億6600万ドルと、3週間ぶりのプラスとなった。一般的な米課税債券ファンドは純流入額が前週から6%増え24億7000万ドルとなった。
一方、米株式相場が過去最高値を更新する中でも、米株ファンドは64億6000万ドルの純流出となった。米大型株ファンドは47億4000万ドルの純流出。米国の中小株ファンドもマイナスだった。
部門別では、金属・鉱業部門のファンドが4億1600万ドルの流出と、5週間ぶりの大幅なマイナスだった。一方、テクノロジー部門のファンドは13億ドルの純流入となり、5週間ぶりの大幅なプラスだった。
米マネー・マーケット・ファンド(MMF)は20億3000万ドルの純流入だった。