[フランクフルト 22日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーであるミュラー・エストニア中銀総裁は、ECBはパンデミック緊急購入プログラム(PEPP)の終了時に通常の資産買い入れプログラム(APP)を拡大するかどうかについて協議すると述べた。
その後、増額は市場を円滑に運営するには必ずしも「最善の方法」ではないとの考えを示した。
先にブルームバーグのインタビューで総裁は「PEPPの終了時に非常に急激な崖効果があれば問題だと私は認識している」と説明。APPの拡大は「PEPPの段階的終了方法や今後の資産購入にとって意味することを議論する内容の一部」になると述べた。
総裁はツイッターでその後、自身の考えを明確にする形で「全ての選択肢をオープンに議論すべきだ。しかし、現在の非常に良好な資金調達環境と堅調な景気回復を考慮すると、春のAPP増額が崖効果回避のための最善策かどうかわからない」と述べた。