[プラハ 21日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのカジミール・スロバキア中銀総裁は21日の記者会見で、ユーロ圏のインフレ率がECBの予想よりも長く高止まりする可能性があるとの見方を示した。
「スロバキアについて言えることはユーロ圏全体についても言えることだ」とし「高インフレがより長く続くというリスクがあり、そのリスクは小さくない」と述べた。
11月のユーロ圏消費者物価指数(CPI)改定値は、前年同月比4.9%上昇と過去最大の伸びを記録した。しかしECBは先週、2022年第4・四半期までに目標の2%を下回るとの見通しを示した。