[上海 10日 ロイター] - 中国の工業情報化省(MIIT)は10日、企業のデータ管理について定めた規制草案の改訂版を公表した。
昨年9月に公開された草案の改訂版となる。当初案には、中国の国益や経済的利益に「深刻な脅威」を及ぼす「中核データ」を国外に持ち出すことを禁じる条項が盛り込まれていたが、改訂版では削除された。
改訂版では、「中核データ」または「重要データ」と見なすことが可能なデータを含んでいるとするカテゴリーに電磁気学が追加された。
また、「産業データ」「電気通信データ」「ワイヤレスデータ」という3つのカテゴリーについては、その業界に特化した地元の規制当局がデータの管理や監督に責任を負うと規定した。
改訂版は21日まで一般の意見を受け付ける。