[香港 25日 ロイター] - 香港の陳茂波(ポール・チャン)財政官は25日、初めての住宅購入者に対する住宅ローンの上限を「微調整」する考えを示した。ラジオのインタビューで語った。
香港金融管理局(HKMA、中央銀行に相当)と協議し、購入者の利益と経済的な安全性のバランスが取れるような住宅ローンの規模に調整すると述べた。
香港の住宅価格は昨年15%下落。市場関係者からは不動産市場の抑制緩和を求める声が出ているが、財政官はこれまでその考えはないと繰り返し述べてきた。
現時点では1200万香港ドル(153万ドル)以上の中型から大型の住宅を購入する場合、費用の50%まで借り入れが可能。
2022年2月には規制が緩和され、初回購入者は1200万香港ドル以下の住宅では80%まで、1000万香港ドル以下の住宅では90%まで借りられるようになっている。