[マニラ 27日 ロイター] - フィリピン中央銀行のメダラ総裁は27日、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ局面でフィリピン中銀が利下げによる金融緩和を実施するのは非常に難しいのではないかと述べた。
メダラ総裁は来月、任期満了で退任する。
中銀は22日、2会合連続で金利据え置きを決定。インフレの鈍化を受けて金利をさらに据え置く可能性を示唆した。
総裁は今年の国内経済成長率が6%程度になる可能性が高いと改めて指摘。
マネーロンダリング(資金洗浄)対策を担う国際組織「金融活動作業部会(FATF)」の「グレーリスト(強化監視対象国・地域)」からフィリピンが除外されるよう政府が全力を尽くしているとも述べた。
マニラ・タイムズ紙主催の経済フォーラムの合間に語った。