[5日 ロイター] - シティグループはユーロ圏の2023年実質GDP(域内総生産)伸び率予想を0.8%とし、従来から0.3%ポイント引き下げた。高金利環境で成長が圧迫されるとした。
ドイツの第1・四半期GDP(国内総生産)が下方改定されたことを受け、シティは同国のGDP伸び率見通しを1.0%から0.2%に引き下げた。
半面、イタリアの実質GDP成長率見通しを0.4%から1.3%に引き上げた。観光客流入の正常化、財政刺激策の効果などを挙げた。
シティのエコノミストは4日付のノートで「金融引き締めが24年下半期に(ユーロ圏)景気後退の引き金になるとの見方は変わっておらず、24年の実質GDP伸び率は0.9%と予想している」とした。