[シドニー 12日 ロイター] - オーストラリア準備銀行(中央銀行)は独立機関の見直しを受け、金融政策運営・公表方法の変更点を発表した。
主だった提案内容は以下の通り。見直しに伴う提言のいくつかはまだ決定されていない。
<年8回の会合>
2024年2月以降、新しい「金融政策理事会」は現在の年11回から年8回に変更される。このうち4回は2月、5月、8月、11月の第1火曜日に開催され、その他はこれら会合の中間に開催される。
会合時間は長くなり、月曜日の昼から火曜日の午前まで続き、シドニー時間の午後2時30分(0430GMT=日本時間午後1時30分)に結果が発表される。総裁はその1時間後に記者会見も行う。
<四半期見通し公表>
経済と政策に関する四半期見通しは理事会の決定発表と同時に、2月、5月、8月、11月に公表される。現在は会合後の金曜日に発表されている。
<チーフ・オペレーティング・オフィサー>
理事会は財務省と協力して、金融政策の枠組みについて5年ごとにオープンで透明性のある見直しを行う。
オープンでダイナミックな組織という目的を達成し、効率的運営を確保するため、中銀は「チーフ・オペレーティング・オフィサー」を任命する。
<未定事項>
・政策決定会合の無記名投票数の公表
・全理事会メンバーが定期的に公の場で金融政策に関する自らの考え方や決定について話す
・理事会に関与する専門家諮問グループの設置
・理事会文書を5年後に公表する