[北京/上海 27日 ロイター] - 中国財政省は27日、株式取引にかかる0.1%の印紙税を28日から50%引き下げると発表した。国内経済の回復が失速する中、低迷する株式市場をテコ入れする。
財政省は「資本市場を活性化し、投資家の信頼を高めるため」と説明した。
上海簡文私募基金管理のファンドマネジャー、Xie Chen氏は「このような政策は短期的に市場を押し上げる可能性があるが、長期的にはあまり効果がないだろう」とし、「回復は2、3日しか続かないか、さらに短命に終わる可能性もある」と述べた。
中国証券監督管理委員会(証監会)も上場企業への投資に対する信頼感を高める措置を打ち出している。
証監会は27日、新規株式公開(IPO)のペースを抑制し、主要株主の株式保有削減を一段と規制すると発表した。また、国内の証券取引所が信用取引の要件を引き下げたと明らかにした。