[パリ 1日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのビルロワドガロー仏中央銀行総裁は1日、次回のECB理事会ではさまざまな選択肢があると述べた。
金利がピークに近づいているとも指摘。基調インフレがピークに達した兆しがあるとの認識も示した。
総裁は記者団に「今回の理事会では、その後の理事会同様、選択肢は開かれている」とした上で「われわれの金利はピークに近い、非常に近い。だが利下げを検討できる地点からは依然として程遠い」と述べた。
より重要なのは金利の実際のピーク水準ではなく、金利をどの程度の期間、高水準に維持するかだとも発言。
変動の激しいエネルギーなどを除いた基調インフレ率は4月以降ピークに達して低下し始めたようだとし、心強い兆しだが先はまだ長いと語った。