Kane Wu
[香港 1日 ロイター] - 調査会社プレキンによると、ベンチャーキャピタルのマトリックス・パートナーズ・チャイナの新設ファンド「マトリックス・パートナーズ・チャイナVII」は16億ドルを集めて募集を締め切った。
中国専門のベンチャーファンドとしては今年最大の調達額という。
同ファンドは主に情報技術(IT)産業に投資する。プレキンによると、募集は7月31日に締め切った。米規制当局への情報開示によると、当初の目標額は16億ドルだった。
中国への投資意欲は、景気回復の遅れや西側諸国との通商・地政学面の緊張の高まりを背景に減退しており、ベンチャーファンド、グロースファンド、バイアウトファンドなど、中国に特化したプライベート・エクイティ・ファンドの今年の調達額は116億ドルにとどまっている。
昨年1年間の調達額は740億ドル。ピークを記録した2016年には1500を超える中国専門ファンドが約3000億ドルを集めた。