[27日 ロイター] - 米大統領経済諮問委員会(CEA)のジャレッド・バーンスタイン委員長は27日、米経済が政府機関閉鎖リスクや学生ローンの返済再開、金利上昇、自動車業界労働者のストライキといった逆風に直面していると指摘した。
シンクタンクの米経済政策研究所のイベントで講演し、政策の誤りや外生的なショックがない限り、経済は「かなり良い状態」を維持するだろうと語った。
「現在、賃金は物価を上回っている。名目賃金は物価よりも速いペースで上昇している。こうした米経済状況はかなり持続的なフライホイール(弾み車)を生み出している」と指摘した。
米共和党のマッカーシー下院議長は27日、上院で進められている、政府資金を一時的に手当てする法案を拒否すると表明した。これにより新会計年度が始まる10月1日に一部の政府機関が閉鎖されるリスクが一段と高まった。