[北京 18日 ロイター] - 国連のグテレス事務総長は18日、パレスチナ自治区ガザの病院で17日に爆発があり、数百人が死亡したことについて「恐怖に襲われた」と発言、爆発を強く非難した。
イスラム組織ハマスが実効支配するガザの保健当局は、イスラエル軍の空爆が爆発を引き起こしたと主張。イスラエル軍はパレスチナの武装組織「イスラム聖戦」によるロケット弾発射の失敗が原因だとしている。イスラム聖戦は関与を否定した。
グテレス氏は北京で開催された「一帯一路フォーラム」の開会式で今月7日にイスラエルで起きたハマスによる民間人への攻撃を非難する一方、こうした攻撃を理由にパレスチナ人全体に対する報復を正当化することはできないと述べた。
同氏は北京訪問に先立ち、ハマスに人質の無条件即時解放を要求し、イスラエルにはガザ住民の最低限のニーズを満たすため、直ちに無制限で人道支援を許可するよう求めた。
同氏は人道的な停戦の即時実施を要求。「人々の壮絶な苦しみを和らげる」よう訴えた。