Sergio Goncalves Catarina Demony Andrei Khalip
[リスボン 9日 ロイター] - ポルトガルのレベロデソウザ大統領は9日、汚職捜査が進められていたコスタ首相の辞意表明を受け、来年3月10日に総選挙を実施すると発表した。
ただ、議会解散は11月29日に予定されている2024年度予算案の最終採決が終わってからとした。
大統領は9日、諮問機関である国家評議会を開き、予算案を可決させることで、国民の期待に応えることができ、欧州連合(EU)の復興資金をプロジェクトに投入することができると述べた。
一方、コスタ氏は大統領の決定に失望を表明。総選挙を行う代わりに、ポルトガル銀行総裁のマリオ・センテノ氏を新首相に指名するという与党社会党の提案を受け入れることもできたはずだ、と述べた。