40%引きでご購読
🔥 当社AIが選択した株式戦略、テクノロジー大手、は5月までに+7.1%の上昇。株式がブームなうちに行動を起こしましょう。40%割引で開始

地球温暖化制御に従来の手法は通用せず=IMF専務理事

発行済 2023-11-29 12:44
更新済 2023-11-29 12:46
© Reuters.  11月28日、国際通貨基金(IMF)のゲオルギエワ専務理事(写真)は、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイで30日に開幕する国連気候変動枠組み条約第28回締結国会議(CO

Simon Jessop

[ロンドン 28日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)のゲオルギエワ専務理事は28日、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイで30日に開幕する国連気候変動枠組み条約第28回締結国会議(COP28)を前にロイターのインタビューに応じ、世界が地球温暖化を制御したいのなら従来の手法では「通用しない」と警告した。

ゲオルギエワ氏は、温室効果ガスの排出量を2030年までに25―50%削減する必要があるが、これまでの約束に基づくと削減率は11%にとどまるとの見通しを示した。

「COP28で最も重要なのは、われわれが行っている方法は通用しないということを明確にするとともに、世界の気温上昇を1.5―2度以内に抑えられるような積極性の度合いをはっきりさせることだ」と指摘。「私の見解ではそれこそが今回のCOP28での最優先事項であり、従来の手法は撤回する必要があると認識しなければならない」と訴えた。

2015年に採択されたパリ協定は、産業革命前からの気温上昇を1.5―2度に抑える目標を掲げている。

協議の重要な議題となるのは、異常気象の影響を既に受けている脆弱な国に追加資金を提供できるよう多国間金融システムを構築し直すために、各国政府に何ができるかだ。

これまでの主要な取り組みの1つが、発展途上国における気候変動対策の財源増強を支援するため、特別引き出し権(SDR)の一部を開発銀行へ貸し付けることを認めるよう各国の働き掛けること。

ゲオルギエワ氏は、アフリカ開発銀行と米州開発銀行が自行へ貸し付けられたSDRをハイブリッド資本として使うことを提案したと説明。「この案をIMFの理事会に提示した。われわれは現在、法的な手順と運営上の手順を調べている。作業はまだ完了していないが、ある程度有望と見込める」とした。

気候変動の衝撃がより頻繁に起こる世界で債務の持続可能性を促進する上で、IMFは気候関連の要因を分析に盛り込んで「一段と深い支援」を提供すべく取り組みを進めているという。

ゲオルギエワ氏は、こうした政策について世界銀行と協議していると説明。「この問題に対する行動をわれわれは加速すると思うが、現実には簡単に対処できる問題ではない」と話した。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます