[北京 6日 ロイター] - ブリンケン米国務長官は中国の王毅外相と会談し、最近行った中東訪問や中東地域での米国の外交努力について協議した。米国務省が声明で明らかにした。
両氏は11月の米中首脳会談で見られた重要な問題を巡る進展をさらに進めることが重要だと強調した。
中国外務省の声明によると、王氏はイスラエルとパレスチナの紛争について意見交換し、中東情勢について対話を続けることで一致したと明らかにした。
王氏は「一刻も早く」戦闘を止めることが現時点での最優先事項と指摘した。健全で安定し、持続可能な中米関係の促進が重要な課題とも述べた。
ブリンケン氏は先週死去したキッシンジャー元米国務長官に哀悼の意を表するために王氏が中国の米大使館を訪れたことに謝意を表明した。
王氏は「中国と米国が互いを尊重し、共に発展し、国際的責任を果たすべきだとキッシンジャー氏は常に主張してきた」と述べた。
中国にとって台湾問題の重要性を米国は十分に理解すべきと改めて表明し、キッシンジャー氏の外交的遺産は将来の世代に引き継ぎ発展させる価値があると訴えた。