[6日 ロイター] - ドイツ銀行は6日、欧州中央銀行(ECB)が2024年に150ベーシスポイント(bp)の利下げを行うとの見方を示した。インフレが鈍化し、中銀当局者がタカ派的なトーンを弱める中、利下げ幅の予想を従来より50bp拡大した。
同銀は来年4月と6月に2会合連続で50bp、9月と12月にそれぞれ25bpの利下げを予想している。
11月のユーロ圏消費者物価指数(HICP)上昇率は前年比2.4%に低下し、3カ月連続で市場予想を大幅に下回った。
また、ECBの有力なタカ派とされるシュナーベル専務理事はロイターのインタビューで、追加利上げを選択肢から外すことが可能だとの認識を示した。
これを受け、市場は利下げ開始の予想時期を来年3月に前倒しした。現時点で来年12月までに140bpの利下げを織り込んでいる。