Ritsuko Shimizu
[東京 5日 ロイター] - 斎藤健経産相は5日の会見で、能登半島地震の影響を受けた企業など200社弱のうち8割超で生産が再開もしくはめどがついたと明らかにした。2割は被害の詳細を確認、または復旧に向けて準備中だという。
斎藤経産相は「北陸地方には機械、半導体電子部品、金属製品、繊維など幅広い製造業のサプライチェーンがある」とし「主要な生産拠点を持つ企業や地場の企業、影響を受けるセットメーカーなど200社弱と密に情報をやり取りしながら影響把握に努めている」とした。
電力復旧のめどについては「山奥で木が倒れているなどの困難箇所がある。他の電力からの応援も来ているが、いつまでに復旧と申し上げられる状況にはない」とした。
石川県内では5日正午現在で2万8200戸の停電が発生している。配電線の復旧工事とともに、電源車での代替供給を進めている。
ガソリンについては、大型車両の通行が可能となったため、輪島市と珠洲市には大型ローリーによる燃料の輸送を開始した。