Kanishka Singh Richard Cowan
[ワシントン 7日 ロイター] - 米議会上下両院の指導部は7日、2024会計年度(23年10月─24年9月)の歳出規模を1兆5900億ドルとすることで合意した。現行つなぎ予算の期限を月内に控え、休会明け8日から政府機関閉鎖回避に向け予算案の可決を目指す。
バイデン大統領は、今回の合意について「不必要な政府閉鎖を回避し、国家の重要な優先事項を守る」ことへ一歩前進したと評価した。
つなぎ予算は一部が1月19日、残りが2月2日に期限切れとなる。
ただ民主党と共和党の間では合意内容について既に見解のずれが見られた。共和党のジョンソン下院議長は声明で、歳出額には国防費8860億ドルと非国防費7040億ドルが含まれると述べた。一方、上院民主党トップのシューマー院内総務は別の声明で、非国防費は7727億ドルになるとした。
民主党側近によると、690億ドルの「調整費」が合意に含まれるという。