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北朝鮮のミサイル、極超音速兵器かも含め詳細分析中=林官房長官

発行済 2024-01-15 12:29
更新済 2024-01-15 12:46
© Reuters. 林芳正官房長官は15日午前の記者会見で、北朝鮮が14日に発射した弾道ミサイルについて、一般的にレーダー探知が難しく迎撃がより困難になるとされる「極超音速兵器であったかも含

Shinichi Uchida

[東京 15日 ロイター] - 林芳正官房長官は15日午前の記者会見で、北朝鮮が14日に発射した弾道ミサイルについて、一般的にレーダー探知が難しく迎撃がより困難になるとされる「極超音速兵器であったかも含め、詳細は防衛省で分析中」と説明した。

北朝鮮国営の朝鮮中央通信(KCNA)は15日、前日に新型の多段式高推力固体燃料エンジンと、軌道を制御できる中距離の極超音速弾頭の信頼性をテストする目的で発射実験を実施したと伝えた。

ミサイルの推定飛距離に関しては、日本が少なくとも500キロ飛行とした一方、韓国軍は約1000キロと発表している。林官房長官は、発射を巡る公表内容は「各国の総合的な判断」で決定されるとし、引き続き米国・韓国と緊密に連携しながら、必要な情報の収集・分析に努めると語った。

一方、在日中国大使館が14日、上川陽子外相が台湾の総統選で勝利した民主進歩党の頼清徳氏に祝意を表したことに対し「断固として反対する」と対話アプリに投稿し、日本側に抗議したことを巡り、日本政府としての受け止めについて林官房長官は「外交上のやり取りであり、詳細は差し控えたい」とした。

その上で、台湾は日本と基本的価値を共有し緊密な経済関係と人的往来を持つ「極めて重要なパートナーであり、大切な友人だ」と指摘した。 

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