Michael S. Derby
[8日 ロイター] - 米ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は8日、景気を押し上げも減速させもしない中立金利が、新型コロナウイルスのパンデミックの後、あまり上がっていないのではないかとの見方を示した。
総裁は、直近のデータに基づくと「なおかなり低い」可能性があると指摘した。
金融政策や経済見通しには言及しなかった。物価安定の達成が米連邦準備理事会(FRB)の中核的な責任だとし、中央銀行の意思決定プロセスに政治は関与しないと述べた。
ウィリアムズ総裁は先月末、FRBの次の動きが利下げになるという見通しを示す一方、利下げを急ぐ必要はないとの認識も示している。