Anant Chandak
[ベンガルール 23日 ロイター] - S&Pグローバルがまとめた4月のインドのHSBC総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は62.2と、前月の61.8から上昇した。旺盛な需要を背景に約14年ぶりの高水準となった。
2021年8月以降、景況改善・悪化の分岐点となる50を上回っている。
HSBCのインド担当チーフエコノミスト、プランジュル・バンダリ氏は「新規受注が増加し製造業とサービス業がいずれも好調で、総合生産指数は10年6月以来の高水準となった」と指摘した。
サービスPMIは61.7と3月の61.2から上昇し、3カ月ぶりの高水準となった。新規受注の増加が寄与した。
製造業PMIは59.1と横ばいだった。生産と新規受注が引き続き高水準だったが、先月から若干低下した。
外需が好調で、総合指数の外需を示すサブ指数は14年9月に追加されて以来の高水準だった。
堅調な売上高により今後12カ月の見通しは4カ月ぶりの低水準だった前月から改善した。