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17日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■株式見通し:VRや自動運転車関連に関心向かうか
■外資系証券の注文動向:差し引き300万株の売り越し
■前場の注目材料:東レ、宇宙船に炭素繊維
■VRや自動運転車関連に関心向かうか
17日の日本株市場は、売り一巡後の底堅さを見極める展開になろう。
16日の米国市場は、ダドリーNY連銀総裁の発言を受けて利上げ観測が高まり、NYダウ、ナスダックともに下落。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比40円安の16560円だった。
円相場は1ドル100円25銭辺りで推移している。
米株安の流れを受けて売りが先行しようが、米利上げ観測が高まったことで、前日に99円台に乗せていた円相場の落ち着きが意識される。
また、日経平均は長い陰線を残す格好となっているが、25日線に接近してきており、このタイミングからは改めて日銀のETF買い入れへの思惑が高まりやすいだろう。
前日の270円超の下落に対する短期筋の買い戻しも意識されそうであり、売り一巡後は底堅い展開が期待される。
とはいえ、夏休みシーズンで参加者は限られていることもあり、薄商いの中でインデックス売買に振らされやすい需給だろう。
個別の材料株やテーマ株などの一角に短期資金が集中する格好になりそうだ。
テーマ性としては、米インテルが独自の仮想現実・拡張現実ヘッドマウントデバイス Project Alloy を発表しており、VR関連に関心が向かいそうだ。
また、ZMPフォーラムが8月末から開催されるため、自動運転に関連するリリース等が出やすいだろう。
(株式部長・アナリスト 村瀬智一)
■外資系証券の注文動向:差し引き300万株の売り越し
朝の外資系証券5社経由の注文状況は、売り1050万株、買い750万株、差し引き300万株の売り越しとの観測。
なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。
8月09日(火):580万株の買い越し
8月10日(水):930万株の買い越し
8月12日(金):600万株の買い越し
8月15日(月):270万株の買い越し
8月16日(火):120万株の買い越し
■前場の注目材料
・NYダウは下落(18552.02、-84.03)・NY原油(46.58、+0.84)
・マザーズ指数上昇(947.19、+0.87)
・ソロス氏、S&P500種の下落に「倍賭け」
・対イラク投資に回復の兆し
・米政府のハッキングツール、ネットに一部流出
・米インテル、VRデバイス発表
・ポケモンGO、5つのギネス認定
・東レ (T:3402)、宇宙船に炭素繊維
・日立 (T:6501)、武田薬品 (T:4502)に対し同子会社の買収を提案
・日本水産 (T:1332)、完全養殖マグロ17年冬にも出荷見込み
☆前場のイベントスケジュール
・特になし
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