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■株式見通し:19000円での強弱感対立、ファナックへの決算期待高まる
■外資系証券の注文動向:差し引き80万株の売り越し
■前場の注目材料:日電産、通期予想上方修正
■19000円での強弱感対立、ファナックへの決算期待高まる
25日の日本株市場は買い先行の展開になろう。
24日の米国市場はトランプ政権によるインフラ投資拡大期待を背景にNYダウは3ケタの上昇となった。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比195円高の19035円となり、これにサヤ寄せする格好から19000円での攻防となろう。
また、円相場は1ドル113円台後半と、前日から1円程度の円安に振れていることも安心感につながりそうだ。
ただし、節目の19000円では戻り待ちの売り圧力も警戒されやすく、同水準に位置する5日線レベルでは強弱感が対立しやすいだろう。
一目均衡表の遅行スパンは実線を割り込んでいるが、実線を上回るには19440円辺りを超えてくる必要があるため、シグナルは好転しない。
自律反発の域は脱せず、決算を手掛かりとした個別対応のほか、中小型のテーマ株等への短期的な値幅取り狙いの売買が中心になりそうだ。
なお、前日の安川電機 (T:6506)に続いて、日本電産 (T:6594)が通期計画の上方修正を発表した。
安川電機は地合いに押される格好から利益確定に押されていたが、押し目買い意欲の強さを見極めたい。
また、明日のファナック (T:6954)への決算期待も高まりそうである。
(株式部長・アナリスト 村瀬智一)
■外資系証券の注文動向:差し引き80万株の売り越し
朝の外資系証券5社経由の注文状況は、売り840万株、買い760万株、差し引き80万株の売り越しとの観測。
なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。
01月18日(水):460万株の売り越し
01月19日(木):360万株の買い越し
01月20日(金):290万株の買い越し
01月23日(月):20万株の売り越し
01月24日(火):450万株の買い越し
■前場の注目材料
・NYダウは上昇(19912.71、+112.86)
・NY原油は上昇(53.18、+0.43)
・NYダウは上昇(19912.71、+112.86)
・円相場、1ドル113円85-95銭
・12月米中古住宅販売、2.8%減
・米大統領補佐官の通話調査
・コマツ (T:6301)、ダンプの配車サービス着手
・日電産 (T:6594)、通期予想を上方修正
・ANA (T:9202)、最高益
・大東建託 (T:1878)、経常益1000億円超
☆前場のイベントスケジュール
・09:30 豪・10-12月消費者物価指数(前年比予想:+1.6%、7-9月期:+1.3%)
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