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■株式見通し:円相場の落ち着きが安心感に
■外資系証券の注文動向:差し引き60万株の買い越し
■前場の注目材料:三井不、最高益に
■円相場の落ち着きが安心感に
今週も引き続き、トランプ米大統領の発言のほか、米政権の政策実現性等を睨みながらの相場展開になるとみられるが、イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長証言にも市場の関心が集まりやすいだろう。
イエレン議長は14日に上院銀行委員会で証言するほか、15日には米下院金融サービス委員会で、金融政策に関する半期に一度の証言を行う。
市場では年内の利上げ回数を3回とする見方が後退しているほか、3月利上げはないとの見方がコンセンサスになっている。
3月利上げに向けた発言をするかが注目されよう。
日米首脳会談については無難に終えた格好であろう。
日米間の経済関係について、麻生副総理とペンス副大統領のもとで対話を進めていくことで一致をした。
日本が名指しで通貨安誘導と批判されることはなかったため、円相場の落ち着きが期待される。
また、トランプ大統領が今月中に大型減税の具体策を発表すると表明しているほか、イエレン議長証言を受け、ドル高・円安の流れが意識される場面もありそうだ。
一方で、トランプ大統領が2国間の貿易協定の締結を目指す姿勢を示していることを踏まえ、自動車問題等への警戒感は拭えない。
10日のADR(米国預託証券)では自動車株が軒並みさえない展開となっており、相場全体の重しになる可能性はありそうだ。
(株式部長・アナリスト 村瀬智一)
■外資系証券の注文動向:差し引き60万株の買い越し
朝の外資系証券5社経由の注文状況は、売り1150万株、買い1210万株、差し引き60万株の買い越しとの観測。
なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。
02月06日(月):390万株の売り越し
02月07日(火):110万株の買い越し
02月08日(水):150万株の買い越し
02月09日(木):140万株の買い越し
02月10日(金):10万株の買い越し
■前場の注目材料
・NYダウは連日最高値更新(20269.37、+96.97)
・NY原油は続伸(53.86、+0.86)
・シカゴ日経225先物(19340、-40)
・円相場、1ドル113円60-65銭
・日米首脳会談、同盟関係の強化を確認
・インフラ分野で米国と利益を共有
・三井不 (T:8801)、最高益に
・国際石油開発帝石 (T:1605)、純利益2.9倍
・損保ジャパン (T:8630)、産業・介護用ロボ保険販売へ
☆前場のイベントスケジュール
・特になし
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