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■株式見通し:薄商いながら連休明け後の上昇を意識した先回りも
■外資系証券の注文動向:差し引き190万株の買い越しとの観測
■前場の注目材料:高島屋など大手百貨店4社が増収に
■薄商いながら連休明け後の上昇を意識した先回りも
薄商いながらも堅調な相場展開が見込まれる。
1日のNY市場は4月ISM製造業景況指数が予想を下振れたことが嫌気されたが、ハイテク株を中心に買いが広がっている。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比35円高の19345円となり、これにサヤ寄せする格好から底堅い相場展開が期待される。
米上下両院の交渉担当者は、9月末までの総額1兆1000億ドルの包括的歳出法案について、暫定的に超党派での合意に達した。
合意によって現行の暫定予算が失効する5日以降も政府機関閉鎖は回避される見通しとなったことが安心感につながろう。
昨日は連休の谷間ではあるが、好決算企業には物色資金が集中するなど、需給関係は良好である。
また、円相場が円安基調を強めてきていることも安心感につながろう。
今日は大型連休の後半に入るため商いが細りやすいだろうが、来週は2000社近くの企業が決算発表となるピークを迎える。
円相場の円安基調のなか、低迷していた景気敏感セクターについては、決算がアク抜けにつながる可能性なども期待される。
地政学リスクがくすぶっているが、休み中に開催されるFOMCや米雇用統計を経て、米国では利上げ観測が高まる可能性があることも、買い戻しに向かわせることになろう。
基本はこう着ながらも、先高観の強い相場展開が期待される。
(株式部長・アナリスト 村瀬智一)
■外資系証券の注文動向:差し引き190万株の買い越しとの観測
朝の外資系証券5社経由の注文状況は、売り470万株、買い660万株、差し引き190万株の買い越しとの観測。
なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。
04月25日(火):370万株の買い越し
04月26日(水):70万株の買い越し
04月27日(木):180万株の売り越し
04月28日(金):80万株の売り越し
05月01日(月):390万株の買い越し
■前場の注目材料
・シカゴ日経225先物(19345、+35)
・ドル円(111円90-95銭)
・米4月ISM製造業景況指数54.8で予想下回る
・米3月建設支出、前月比0.2%減
・電子部品大手6社増益に
・楽天 (T:4755)、商品検索一本化へ、店舗も個人売買も同列に
・IHI (T:7013)、2年ぶり復配へ
・高島屋 (T:8233)など大手百貨店4社が増収に
・スズキ (T:7269)、世界生産最高に
☆前場のイベントスケジュール
・10:45 中・財新製造業PMI(4月) 51.3 51.2
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