*英文の訂正により、<債券>の項目で、10年債利回りについて「過去最低」の表現を
削除します。FRBによる公式データでは過去最低ですが、民間のデータでは、第2次世
界大戦時や大恐慌時に、利回りが2%を割り込んだ記録があるためです。
(カッコ内は前営業日比、%は利回り)
ドル/円 終値 76.48/54
始値 76.57/60
前営業日終値 76.60/64
ユーロ/ドル 終値 1.4326/31
始値 1.4372/77
前営業日終値 1.4425/27
30年債
(2105GMT) 106*02.50(+2*22.00) =3.4242%
前営業日終盤 103*12.50(+1*31.50) =3.5650%
10年債
(2105GMT) 100*16.50(+0*28.50) =2.0676%
前営業日終盤 99*20.00(+0*16.50) =2.1669%
2年債
(2105GMT) 100*11.25( 0*00.00) =0.1941%
前営業日終盤 100*11.25(‐0*00.50)=0.1944%
ダウ工業株30種(ドル)<.DJI>
終値 10990.58(‐419.63)
前営業日終値 11410.21(+ 4.28)
ナスダック総合<.IXIC>
終値 2380.43(‐131.05)
前営業日終値 2511.48(‐ 11.97)
S&P総合500種<.SPX>
終値 1140.65(‐53.24)
前営業日終値 1193.89(+ 1.13)
COMEX金(12月限)(ドル/オンス)<2GCZ1>
終値 1822.00(+28.20)
前営業日終値 1793.80(+8.80)
原油先物(9月限)(ドル/バレル)<2CLU1>
終値 82.38(‐5.20)
前営業日終値 87.58(+0.93)
CRB商品指数(ポイント)<.CRB>
終値 326.42(‐7.77)
前営業日終値 334.19(+4.00)
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<為替> 景気減速を示す兆候に加え、欧州の銀行が抱えるユーロ圏債務へのエクスポ
ージャーめぐる懸念からリスク回避の動きが強まり、ドルや円の買いが優勢となった。
この日発表された米指標は軒並み軟調となり、金融市場を揺るがした。米経済がリセッ
ション(景気後退)に再突入するとの懸念から、世界的な株安となった。
米フィラデルフィア地区連銀が発表した8月の製造業業況指数は約2年半ぶりの水準に
落ち込んだほか、7月米中古住宅販売は予想外に減少。新規失業保険週間申請件数は予想
を超えて増加した。
NY外為市場:[USD/J]
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<債券> 国債価格が上昇。世界経済をめぐる懸念を受けて、リスク資産から国債に資
金が逃避した。
この日発表された8月の米フィラデルフィア地区連銀製造業業況指数がマイナス
30.7と、2009年3月以来の水準に落ち込んだことを受けて、買いが加速した。
弱い経済指標が相次いでいることを受け、大規模な財政赤字を背景に、財政・金融政策
がともに手足を縛られている状況下で、米国が再びリセッション(景気後退)に陥るとの
懸念が高まった。
ユーロ圏債務危機の影響が域内の金融セクターにも波及しているとの懸念も、安全資産
としての国債の投資妙味を高めた。
終盤の取引で、指標10年債
%に低下。利回りは一時1.97%まで低下した(訂正)。
米金融・債券市場:[US/BJ]
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<株式> 急落。再びリセッション(景気後退)に陥るとの懸念が強まるなか、ダウ平
均は400ドル以上値下がりし、ナスダック総合指数は5%を超える下げとなった。
寄り付き前から欧州系銀行をめぐる新たな不安が台頭していたことに加え、午前中に発
表された8月米フィラデルフィア地区連銀製造業業況指数がマイナス30.7と、
2009年3月以来の水準に落ち込んだことを受け、株への売りが加速。金などの安全資
産に資金が流れる格好となった。
この日の出来高は114億株と今週に入り最高水準。投資家の不安心理の度合いを示す
シカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティー・インデックス(VIX指数
)は38%上昇し43.56となった。
米国株式市場:[.NJP]
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<金先物> 世界的な経済不安を背景に安全資産としての需要が高まり、続伸した。終
値で初めて1800ドル台に乗せた。
相場は終日堅調に上昇した。欧州では債務問題が深刻化しているほか、米国内ではこの
日相次いで発表された経済指標が軒並み低調となったことから投資家のリスク回避姿勢が
高まり、株や原油が売り込まれた一方、安全資産としての金を買う動きが加速した。
序盤から急伸し、一時1829.70ドルと、電子取引の過去最高値を記録した。その
後も金買いの勢いは衰えず、引けまで1820ドル近辺の高い水準を保った。
NY貴金属:[GOL/XJ]
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<原油先物> 世界経済の先行き不透明感が強まる中、エネルギー需要の先細り懸念
が膨らんで急反落した。
欧州の債務危機が改めて意識され、朝方から売りが殺到。欧州大手銀行が抱える米事業
の財務健全性について、金融当局が調査を強化中とした米紙報道が値崩れの引き金となっ
た。週間新規失業保険申請件数の増加や消費者物価指数の高い伸び、さらにフィラデ
ルフィア連銀地区の製造業景況指数の悪化、中古住宅販売の不振と景気失速感を強める内
容の指標が相次ぎ、下げ幅を拡大した。
NYMEXエネルギー:[CR/USJ]
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[東京 19日 ロイター]