9日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・日経平均は反発、FOMC控え円安傾向なら先高観は高まる
・ドル・円は110円29銭、上昇基調、日本株高継続に期待
・買取王国やコーセーアールイなど9社がストップ高
■日経平均は反発、FOMC控え円安傾向なら先高観は高まる
日経平均は反発。
180.64円高の20089.90円(出来高概算13億4000万株)で前場の取引を終えた。
注目されたコミーFBI前長官の議会証言のほか、英国総選挙についてはいずれも想定内となるなか、アク抜けの流れとなっている。
来週13-14日の連邦公開市場委員会(FOMC)で予想通り利上げが実施される可能性が高く、円相場は1ドル110円台を回復してきたことも安心感につながっている。
セクターでは銀行が上昇率トップ。
水産農林、その他製品、情報通信、不動産、パルプ紙、証券が堅調。
一方で、精密機器、陸運、医薬品、食料品が小安い。
東証1部の値上がり数は1100を超えており、全体の過半数を占めている。
メジャーSQに絡んだ商いでは、225型が買い越し、TOPIXが売り越しといった格好となり、SQ値は概算で19997.63円と観測されている。
寄付き直後はSQ値が抵抗となる格好から、225先物は一時19900円を下回る場面もみられた。
しかし、10時頃から一気に2万円を回復するなか、短期筋の買い戻し等も誘った格好だろう。
週末要因から大引けにかけてポジション調整が意識されそうだが、来週のFOMCでの利上げが確実視されるなか、改めて円安に振れてくるようだと、一段の上昇が見込まれる。
また、日経平均の2万円処での底堅さが意識されてくるようだと、先高観は一段と高まるだろう。
(株式部長・アナリスト 村瀬智一)
■ドル・円は110円29銭、上昇基調、日本株高継続に期待
ドル・円は上昇基調が続き、一時110円35銭まで上昇。
本日の高値を上抜けた。
ランチタイムの日経平均先物は堅調な値動きを維持しており、目先の日本株高継続を期待したドル買い・円売りの流れ。
ただ、他に材料が乏しいため、ドルの極端な上昇は想定しにくい。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は109円77銭から110円35銭、ユーロ・円は122円82銭から123円54銭、ユーロ・ドルは1.1179ドルから1.1237ドルで推移した。
12時18分時点のドル・円は110円29銭、ユーロ・円は123円45銭、ポンド・円は140円56銭、豪ドル・円は83円07銭で推移している。
(為替・債券アナリスト 吉池威)
■後場のチェック銘柄
・買取王国 (T:3181)やコーセーアールイ (T:3246)など9社がストップ高
※一時ストップ高・安(気配値)を含みます
・ドラギECB総裁
「成長リスク評価を上方修正、「概ね均衡」」
「QEは各月600億ユーロで12月まで継続へ」
「QEはECBが持続的なインフレの上昇を確認するまで継続へ」
「必要とあれば利下げも可能」
「もし、リスクが再燃すれば利下げも」
「ECBは金利の正常化を協議しなかった」
「ECBは長期にわたり市場に残ることになるだろう」
「原油価格が変更されたほかに、インフレに大幅な修正は見られない」
・黒田日銀総裁
「物価安定目標の達成になお距離がある」
「すでにデフレはなくなっている」
☆後場の注目スケジュール☆
・15:00 独・貿易収支(4月) 250億ユーロ 253億ユーロ
・15:00 独・経常収支(4月) 302億ユーロ
<HT>
・日経平均は反発、FOMC控え円安傾向なら先高観は高まる
・ドル・円は110円29銭、上昇基調、日本株高継続に期待
・買取王国やコーセーアールイなど9社がストップ高
■日経平均は反発、FOMC控え円安傾向なら先高観は高まる
日経平均は反発。
180.64円高の20089.90円(出来高概算13億4000万株)で前場の取引を終えた。
注目されたコミーFBI前長官の議会証言のほか、英国総選挙についてはいずれも想定内となるなか、アク抜けの流れとなっている。
来週13-14日の連邦公開市場委員会(FOMC)で予想通り利上げが実施される可能性が高く、円相場は1ドル110円台を回復してきたことも安心感につながっている。
セクターでは銀行が上昇率トップ。
水産農林、その他製品、情報通信、不動産、パルプ紙、証券が堅調。
一方で、精密機器、陸運、医薬品、食料品が小安い。
東証1部の値上がり数は1100を超えており、全体の過半数を占めている。
メジャーSQに絡んだ商いでは、225型が買い越し、TOPIXが売り越しといった格好となり、SQ値は概算で19997.63円と観測されている。
寄付き直後はSQ値が抵抗となる格好から、225先物は一時19900円を下回る場面もみられた。
しかし、10時頃から一気に2万円を回復するなか、短期筋の買い戻し等も誘った格好だろう。
週末要因から大引けにかけてポジション調整が意識されそうだが、来週のFOMCでの利上げが確実視されるなか、改めて円安に振れてくるようだと、一段の上昇が見込まれる。
また、日経平均の2万円処での底堅さが意識されてくるようだと、先高観は一段と高まるだろう。
(株式部長・アナリスト 村瀬智一)
■ドル・円は110円29銭、上昇基調、日本株高継続に期待
ドル・円は上昇基調が続き、一時110円35銭まで上昇。
本日の高値を上抜けた。
ランチタイムの日経平均先物は堅調な値動きを維持しており、目先の日本株高継続を期待したドル買い・円売りの流れ。
ただ、他に材料が乏しいため、ドルの極端な上昇は想定しにくい。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は109円77銭から110円35銭、ユーロ・円は122円82銭から123円54銭、ユーロ・ドルは1.1179ドルから1.1237ドルで推移した。
12時18分時点のドル・円は110円29銭、ユーロ・円は123円45銭、ポンド・円は140円56銭、豪ドル・円は83円07銭で推移している。
(為替・債券アナリスト 吉池威)
■後場のチェック銘柄
・買取王国 (T:3181)やコーセーアールイ (T:3246)など9社がストップ高
※一時ストップ高・安(気配値)を含みます
・ドラギECB総裁
「成長リスク評価を上方修正、「概ね均衡」」
「QEは各月600億ユーロで12月まで継続へ」
「QEはECBが持続的なインフレの上昇を確認するまで継続へ」
「必要とあれば利下げも可能」
「もし、リスクが再燃すれば利下げも」
「ECBは金利の正常化を協議しなかった」
「ECBは長期にわたり市場に残ることになるだろう」
「原油価格が変更されたほかに、インフレに大幅な修正は見られない」
・黒田日銀総裁
「物価安定目標の達成になお距離がある」
「すでにデフレはなくなっている」
☆後場の注目スケジュール☆
・15:00 独・貿易収支(4月) 250億ユーロ 253億ユーロ
・15:00 独・経常収支(4月) 302億ユーロ
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