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北朝鮮によるミサイル発射を受けて売りが先行したが、トランプ大統領の反応が比較的穏やかだったことから、大規模な戦闘にはつながらないとの楽観的な見方が広がった。
引けにかけて切り返す展開になり、この流れからシカゴ日経225先物清算値は大阪比90円高の19470円、円相場は1ドル109円60銭辺りと円安に振れている。
30日の日本株市場もこれを引き継ぐ格好から、前日の下落部分を埋めてくる展開が見込まれる。
もっとも、北朝鮮の地政学リスクが後退した訳ではなく、直ぐさまリスクオンになるとは考えづらい。
週末には米雇用統計が控えているが、その前哨戦となるADP雇用報告の発表を今晩控えていることもあり、買い一巡後は次第にこう着感が強まりそうだ。
物色は指数インパクトの大きい値がさの一角から、次第にこれまで同様、新興市場の中小型株にシフトしやすい。
JASDAQ指数は6営業日続伸で27年ぶり高値水準と需給状況は良好であり、JASDAQ銘柄での出遅れを探る動きも意識されやすい。
その他、個別で強気格付けや格上げが観測されているところでは、日特塗料 (T:4619)、洋ゴム (T:5105)、三井海洋 (T:6269)が注目される。