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後場に注目すべき3つのポイント~日経平均は小反落、ソフトバンクGの上昇が想定以上の底堅さにつながる

発行済 2017-09-20 12:37
更新済 2017-09-20 13:00
後場に注目すべき3つのポイント~日経平均は小反落、ソフトバンクGの上昇が想定以上の底堅さにつながる
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20日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。


・日経平均は小反落、ソフトバンクGの上昇が想定以上の底堅さにつながる
・ドル・円は111円49銭、下げ渋り、日本株の底堅さを意識
・値上がり寄与トップはソフトバンクG、同2位はファーストリテ

■日経平均は小反落、ソフトバンクGの上昇が想定以上の底堅さにつながる

日経平均は小反落。
0.58円安の20298.80円(出来高概算8億3000万株)で前場の取引を終えた。
19日の米国市場は上昇し、NYダウは連日で最高値を更新している。
ただし、連邦公開市場委員会(FOMC)の発表を見極めたいとの思惑から上値の重い展開となった。
この流れを引き継ぐ格好から20300円を回復して始まった日経平均は、寄付き直後に20323.07円と年初来高値を更新した。


しかし、テクニカル面ではさすがに過熱感が警戒されてくるほか、FOMCの結果を見極めたいとのムードもあり、やや利食い優勢の展開のなか、その後は前日終値を挟んでのこう着感の強い相場展開となった。
東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1000を超えており、全体の過半数を占めている。
セクターでは鉱業、その他製品、石油石炭、証券が堅調。
半面、電力ガス、サービス、医薬品、化学が冴えない。
そんな中、ソフトバンクG (T:9984)、ファーストリテ (T:9983)の上昇が日経平均を支える格好となっている。


日経平均は前日終値を挟んでのこう着となっているが、想定内の一服といったところであろう。
一方で、ソフトバンクG (T:9984)が日経平均に対して35円程度のプラスインパクトとなり、日経平均の底堅さにつながっている。
とは言え、急ピッチの上昇に対する過熱警戒感が高まりやすい水準としては、想定以上に底堅さが意識されている。
下値の堅さがショートカバーを誘い込みやすく、大引け間際のインデックス買い等に表れる可能性もありそうだ。


物色としてはインデックスに絡んだ売買のほか、アップル関連や仮想通貨、選挙、子育てなどのテーマ株での循環物色が意識される。
相場全体の先高観が強まるなか、足元で大きく調整していた銘柄や出遅れ感のある銘柄には、リバウンド狙いの資金が向かいやすいと考えられる。


(株式部長・アナリスト 村瀬智一)


■ドル・円は111円49銭、下げ渋り、日本株の底堅さを意識

20日午前の東京外為市場で、ドル・円は下げ渋り。
日経平均株価が底堅い値動きとなり、円買いは後退したようだ。


ドル・円は、日経平均が前日終値付近で不安定な値動きとなり、前日みられたリスク選好的なドル買い・円売りは後退。
ただ、日経平均は20000円の大台を維持しており、底堅い値動きが続いた。


ランチタイムの日経平均先物は小幅高だが、目先の日本株は前日終値付近での推移が見込まれ、ドルは目先ももみあい継続の見通し。
今晩の米連邦準備制度理事会(FRB)による政策決定を控え、動きづらい展開となりそうだ。


12時30分時点のドル・円は111円49銭、ユーロ・円は133円89銭、ポンド・円は150円77銭、豪ドル・円は89円37銭で推移している。


(為替・債券アナリスト 吉池威)


■後場のチェック銘柄

・APLIX {{|0:}}やビーマップ (T:4316)がストップ高
※一時ストップ高・安(気配値)を含みます

・値上がり寄与トップはソフトバンクG (T:9984)、同2位はファーストリテ (T:9983)


■経済指標・要人発言

・トランプ米大統領
「北朝鮮は全世界を脅威に陥れた」
「米国は北朝鮮を破壊することもいとわない」
「北朝鮮に関し、さらなる対応すべき」
「我々は北朝鮮の金正恩政権を孤立化させる必要」
「米国は軍事的行動する準備、いとわず、可能」
「攻撃受けたら、北朝鮮を完全に破壊させる以外に選択肢はない」


☆後場の注目スケジュール☆


・特になし

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