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■株式見通し:25日線での攻防、シクリカル銘柄への物色を意識
■外資系証券の注文動向:差し引き540万株の買い越し
■前場の注目材料:東芝、「窒素ガリウム」前進、次世代パワー半導体実用化、プロセス技術開発
■25日線での攻防、シクリカル銘柄への物色を意識
6日の日本株市場はこう着感の強い相場展開が続きそうだ。
5日の米国市場では、昨日下げが目立っていたハイテクの一角に買い戻しが入ったが、予想を下回る経済指標の発表や税制改革案の実現性に懐疑的な見方などから、引けにかけて下げに転じている。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比140円安の22470円となり、これにサヤ寄せする格好から売りが先行しよう。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、日経平均は25日線処での攻防になりそうだ。
これまで支持線として機能していたこともあり、同線を割り込んでくるようだと、短期筋の仕掛け的な売りなども出やすいと考えられる。
価格帯別出来高では現在の水準での売買が積み上がっており、支持線を割り込むことによって下へのバイアスが強まる可能性がある。
もっとも、今週末は先物・オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)があるため、先物市場では限月交代に伴うロールオーバー中心の売買になりやすく、方向感に欠く展開が続いている。
また、中小型株についても利益確定の流れが目立つ状況であり、一部の銘柄に資金が集中する格好となっている。
米税制改革案を巡る不安定さも想定内であり、ハイテクの底入れを見極めつつ、シクリカル銘柄等の物色が意識される。
(株式部長・アナリスト 村瀬智一)
■外資系証券の注文動向:差し引き540万株の買い越し
朝の外資系証券5社経由の注文状況は、売り960万株、買い1500万株、差し引き540万株の買い越しとの観測。
11月 29日(水):70万株の売り越し
11月 30日(木):170万株の買い越し
12月 01日(金):120万株の買い越し
12月 04日(月):470万株の買い越し
12月 05日(火):19万株の買い越し
■前場の注目材料
・米税制改革実現への期待
・好業績銘柄への物色意欲の強さ
・ドル円、1ドル112円55-65銭
・SOX指数は上昇(1228.51、+0.66)
・NY原油は上昇、(57.62、+0.15)
・東芝 (T:6502)「窒素ガリウム」前進、次世代パワー半導体実用化、プロセス技術開発
・クボタ (T:6326)納期9日に短縮、モノの流れ効率化、検査にIoT導入
☆前場のイベントスケジュール
・11:00 都心オフィス空室率(11月) 3.02
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