9日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・日経平均は大幅続伸、一先ず直近の下げに対するリバウンドといった流れ
・ドル・円は110円40銭台、株高を意識したドル買い一巡か
・値上がり寄与トップはエーザイ (T:4523)、同2位はソフトバンクG (T:9984)
■日経平均は大幅続伸、一先ず直近の下げに対するリバウンドといった流れ
日経平均は大幅続伸。
275.60円高の22063.74円(出来高概算6億株)で前場の取引を終えた。
米国政府は7月6日に予定通り、中国からの340億ドルに相当する輸入に対して追加関税を発動。
一先ずアク抜けが意識されるなか、先週末にみられた短期筋のショートカバーの動きが優勢となっている。
また、上海市場の上昇も安心感につながるなか、日経平均はザラ場ベースで5営業日ぶりに22000円を回復している。
東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1400を超えており、全体の7割近くを占めている。
セクターではエーザイ (T:4523)が連日でストップ高となった効果から医薬品が上昇率トップ。
その他、鉱業、電力ガス、金属製品、その他金融、情報通信、銀行、サービスが上昇率上位だった。
一方で、海運が小幅ながらも唯一下げている。
指数インパクトの大きいところでは、エーザイのほか、ソフトバンクG (T:9984)、TDK (T:6762)、東エレク (T:8035)、ファーストリテ (T:9983)、太陽誘電 (T:6976)がけん引。
日経平均は5営業日ぶりに22000円を回復したが、エーザイが日経平均を約56円押し上げているほか、ソフトバンクGなど指数インパクトの影響が大きく、明確な底入れからの反転とみるのは時期尚早の面もあるだろう。
日経平均は一先ず直近の下げに対するリバウンドといった流れであり、目先的には22000円堅めから、25日線辺りを窺うトレンド形成をみせてくるかを見極めたいところである。
また、米中貿易摩擦が解消されたわけではなく、引き続き動向を見極めながらの相場展開になりやすい。
その他、上海市場の上昇が安心感につながっている面もあり、外部環境の動向を注視しながらの相場展開が続きそうである。
その他、インデックスに絡んだ売買のほか、決算を手掛かりとした物色がみられている。
次第に貿易摩擦の影響を考慮した慎重な決算も警戒されてくる可能性もあるため、積極的なロングポジションは取りづらいところである。
自律反発が意識されてきているが、短期的な値幅取り狙いによる資金回転の速い相場展開になりそう。
■ドル・円は110円40銭台、株高を意識したドル買い一巡か
9日午前の東京市場でドル・円は110円35銭から110円53銭で推移。
日経平均株価は275.60円高で午前の取引を終えた。
株高を意識したドル買い・円売りが観測されたが、まとまった規模ではなかったようだ。
・ユーロ・円は、129円65銭から129円97銭で推移
・ユーロ・ドルは、1.1742ドルから1.1767ドルで推移
(為替・債券アナリスト 吉池威)
■後場のチェック銘柄
・エーザイ (T:4523)、ベステラ (T:1433)など、8銘柄がストップ高
※一時ストップ高・安(気配値)を含みます
・値上がり寄与トップはエーザイ (T:4523)、同2位はソフトバンクG (T:9984)
■経済指標・要人発言
【要人発言】
・立憲民主幹部
「カジノ法案の審議中断要求、豪雨対応で」
・日銀総裁
「物価目標に向けたモメンタム維持に必要な政策調整行なう」
【経済指標】
・日・5月経常収支:+1兆9383億円(予想:+1兆2660億円、4月:+1兆8451億円)
☆後場の注目スケジュール☆
・14:45 スイス・6月失業率(予想:2.3%、5月:2.4%)
・15:00 独・5月貿易収支(予想:+195億ユーロ、4月:+201億ユーロ)
<HH>
・日経平均は大幅続伸、一先ず直近の下げに対するリバウンドといった流れ
・ドル・円は110円40銭台、株高を意識したドル買い一巡か
・値上がり寄与トップはエーザイ (T:4523)、同2位はソフトバンクG (T:9984)
■日経平均は大幅続伸、一先ず直近の下げに対するリバウンドといった流れ
日経平均は大幅続伸。
275.60円高の22063.74円(出来高概算6億株)で前場の取引を終えた。
米国政府は7月6日に予定通り、中国からの340億ドルに相当する輸入に対して追加関税を発動。
一先ずアク抜けが意識されるなか、先週末にみられた短期筋のショートカバーの動きが優勢となっている。
また、上海市場の上昇も安心感につながるなか、日経平均はザラ場ベースで5営業日ぶりに22000円を回復している。
東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1400を超えており、全体の7割近くを占めている。
セクターではエーザイ (T:4523)が連日でストップ高となった効果から医薬品が上昇率トップ。
その他、鉱業、電力ガス、金属製品、その他金融、情報通信、銀行、サービスが上昇率上位だった。
一方で、海運が小幅ながらも唯一下げている。
指数インパクトの大きいところでは、エーザイのほか、ソフトバンクG (T:9984)、TDK (T:6762)、東エレク (T:8035)、ファーストリテ (T:9983)、太陽誘電 (T:6976)がけん引。
日経平均は5営業日ぶりに22000円を回復したが、エーザイが日経平均を約56円押し上げているほか、ソフトバンクGなど指数インパクトの影響が大きく、明確な底入れからの反転とみるのは時期尚早の面もあるだろう。
日経平均は一先ず直近の下げに対するリバウンドといった流れであり、目先的には22000円堅めから、25日線辺りを窺うトレンド形成をみせてくるかを見極めたいところである。
また、米中貿易摩擦が解消されたわけではなく、引き続き動向を見極めながらの相場展開になりやすい。
その他、上海市場の上昇が安心感につながっている面もあり、外部環境の動向を注視しながらの相場展開が続きそうである。
その他、インデックスに絡んだ売買のほか、決算を手掛かりとした物色がみられている。
次第に貿易摩擦の影響を考慮した慎重な決算も警戒されてくる可能性もあるため、積極的なロングポジションは取りづらいところである。
自律反発が意識されてきているが、短期的な値幅取り狙いによる資金回転の速い相場展開になりそう。
■ドル・円は110円40銭台、株高を意識したドル買い一巡か
9日午前の東京市場でドル・円は110円35銭から110円53銭で推移。
日経平均株価は275.60円高で午前の取引を終えた。
株高を意識したドル買い・円売りが観測されたが、まとまった規模ではなかったようだ。
・ユーロ・円は、129円65銭から129円97銭で推移
・ユーロ・ドルは、1.1742ドルから1.1767ドルで推移
(為替・債券アナリスト 吉池威)
■後場のチェック銘柄
・エーザイ (T:4523)、ベステラ (T:1433)など、8銘柄がストップ高
※一時ストップ高・安(気配値)を含みます
・値上がり寄与トップはエーザイ (T:4523)、同2位はソフトバンクG (T:9984)
■経済指標・要人発言
【要人発言】
・立憲民主幹部
「カジノ法案の審議中断要求、豪雨対応で」
・日銀総裁
「物価目標に向けたモメンタム維持に必要な政策調整行なう」
【経済指標】
・日・5月経常収支:+1兆9383億円(予想:+1兆2660億円、4月:+1兆8451億円)
☆後場の注目スケジュール☆
・14:45 スイス・6月失業率(予想:2.3%、5月:2.4%)
・15:00 独・5月貿易収支(予想:+195億ユーロ、4月:+201億ユーロ)
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