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※2018年7月25日11時に執筆
今週に入り一部報道で日銀の金融緩和政策の修正観測が報じられ、YCC(イールド・カーブ・コントロール)の水準引き上げが運用環境の改善につながることから金融関連銘柄の上昇に繋がっている一方、日銀はETF買いを通じファーストリテイリングの筆頭株主になっているとの観測もあり、ETFの買い入れ手法の柔軟化が検討されるとの思惑から同社の株価は軟調推移をしています。
日銀の動向が変化する可能性があると言うことで銘柄の物色が変更するように、運用資金の多い投資機関の動向に乗じていく投資と言うのも一つの有効な投資法ではないでしょうか。
私が注目したいのはGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の動向です。
GPIFのサイトを確認すると、基本的には長期運用であるほか、ESG投資についてのページも設置され、運用受託機関にESGを考慮して投資するよう求めていることも記載されているほどESG投資に力を入れていることが伺えます。
ESGとは環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)の略で、これらに考慮した企業に投資することとされています。
とは言え、それらをいちいち把握することは難しいと思うので、MSCIの発表している日本企業のESG格付けレポートなどを参考にしてみてはいかがでしょうか。
■MSCI ESG格付けレポート(セクター内格付けトップ銘柄)
ダイキン工業 (T:6367)
積水化学工業 (T:4204)
デンソー (T:6902)
SOMPOホールディングス (T:8630)
三井住友トラストホールディングス (T:8309)
イオンフィナンシャルサービス (T:8570)
オムロン (T:6645)
ローソン (T:2651)
イオン (T:8267)
味の素 (T:2802)
住友化学 (T:4005)
NTTドコモ (T:9437)
KDDI (T:9433)
大阪ガス (T:9532)
GPIFの運用は長期投資ですから、短期的な動向に振らされて売りを出すことがなく一方通行に買うことが予想されることから、上記のようなGPIFの下支えが期待出来る銘柄への押し目買い、長期投資は不安定な相場では有効かもしれません。
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執筆者名:東条麻衣子
ブログ名:株式注意情報.jp