本日のマザーズ先物は、前日の米株高や為替の円安推移といった良好な外部環境を背景に買い安心感が台頭しそうだ。
ただ前日、5営業日ぶりに取引時間中に商いが成立したサンバイオ (T:4592)株の動向には警戒が必要だろう。
前日の米国市場では企業決算を好感した買いが先行し、NYダウなどの主要株価指数は続伸した。
円相場が1ドル=109円台後半と円安推移していることなども投資家心理に好影響を与え、マザーズ先物は戻りを試しそうだ。
一方、臨床試験結果が不調で連日ストップ安を演じていたサンバイオ株は前日、5営業日ぶりに取引時間中に商いが成立した。
その後、押し目買いが入り戻りを試す場面もあったが、買いは続かず再び下げに転じるなど乱高下した。
夜間取引でも同社株は下落しており、指数寄与度こそ低下したものの下落基調がまだ続くようなら、個人投資家のマインドに悪影響を及ぼす可能性がある。
その他、決算や業績修正を受けて総医研 (T:2385)、ADWAYS (T:2489)といった銘柄の動向が注目されそうだ。
上値のメドは880.0pt、下値のメドは850.0ptとする。