サインポスト (T:3996):3135円(+386円)大幅に7日ぶり反発。
東証の承認を受け、21日から第1部に上場市場が変更されると発表している。
同社は「今後も業容の拡大と企業価値の向上に努める」とコメントしている。
6月末にTOPIX(東証株価指数)の構成銘柄に組み入れられるため、パッシブファンドなどの需要を期待した買いが入っている。
14日に年初来安値(2651円)を付けており、値頃感も買いを誘っているようだ。
丸井G (T:8252):2281円(+172円)急反発。
前日に19年3月期の決算を発表、営業利益は412億円で前期比13.2%増益となり、会社計画線上で着地している。
一方、20年3月期は455億円で同10.5%増益の見通し、流動化譲渡益などを計画しているが、ほぼ市場コンセンサス水準となっている。
連続2ケタ増益見通しと堅調な業績推移に加えて、発行済み株式数の1.79%に当たる390万株、70億円を上限とする自社株買いを発表していることもポジティブ視される。
武田薬 (T:4502):3990円(-317円)急落。
前日に19年3月期の決算を発表している。
実績値は4月後半のガイダンス通りで、営業利益は2050億円、前期比15.2%減益となった。
20年3月期は1930億円の赤字予想としているが、シャイアー買収に係る関連費用や企業結合会計の影響によるもの。
会社側で公表しているCore Earningsは8830億円で実質的には大幅増益を見込んでいる。
ただ、その水準自体は市場予想を100億円近く下回っているようだ。
ビーイング (T:4734):818円(+88円)大幅に4日続伸。
20年3月期の営業利益予想を前期比12.0%増の7.80億円と発表している。
商品開発投資を積極的に行う計画。
同時に発表した19年3月期の営業利益は118.1%増の6.96億円で着地した。
建設関連事業で土木工事積算システムの新製品投入効果が持続していることに加え、見積・実行予算システムも導入実績を伸ばした。
設備関連事業も利益押し上げに貢献した。
日産自 (T:7201):780円(-60.2円)急落。
前日に19年3月期の決算を発表している。
営業利益は3182億円で前期比44.6%減益、4月の下方修正水準で着地している。
一方、20年3月期は2300億円で同27.7%の減益見通し。
4200億円程度の市場予想を大きく下回っている。
米欧の落ち込みによって販売台数が伸び悩む見通し。
前日の取引時間中に観測報道が伝わり、その後は売り優勢となったが、57円から40円への減配も発表されていることで、あらためて売り圧力が強まる形に。
サンバイオ (T:4592):3835円(-245円)大幅に続落。
海外募集で新株を発行すると発表している。
募集株数は200万株で、発行済み株式総数4973万3223株に対する割合は4.02%。
発行価格は1株につき3712円。
調達資金(差引手取概算額)の約73億円は、再生細胞薬SB623の製造を委託するとともに製造管理体制を整えるための業務委託費用に充当する。
新株発行で株式の希薄化懸念が高まり、売りが膨らんでいる。
三菱地所 (T:8802):2009.5円(+147円)急伸。
前日に19年3月期の決算を発表しているが、同時に発表した自社株買いがポジティブなインパクトにつながっている。
発行済み株式数の4.68%に当たる6500万株、1000億円を上限としており、取得期間は5月15日から来年3月31日までとしている。
市場の期待を上回るものであり、株主還元姿勢の改善を評価する動きが優勢に。
なお、前期営業利益はコンセンサスを100億円程度上回り、今期予想水準は市場の想定線と捉えられる。
ラクスル (T:4384):3710円(+55円)大幅に反発。
19年7月期の営業利益を従来予想の未定から1.20億-1.60億円(前期実績0.93億円)に修正している。
印刷事業で計画を上回るペースで新規顧客の獲得が進んだことに加え、新規顧客や既存顧客のリピート購入も好調に推移した。
また、運送事業で軽貨物のほかに一般貨物の需要も取り込み、成長速度が加速した。
なお、今後の見通しを踏まえ、繰延税金資産の回収可能性を検討する予定。