エニグモ (T:3665):3140円(+309円)急伸。
先週末に第1四半期決算を発表している。
営業利益は6億円で前年同期比25.8%増益、通期の前期比15.1%増益見通しに対して順調な推移となっている。
会員数が前年同期比22.4%増、商品総取扱高が同18.6%増と順調に拡大している。
また、投資家層の拡大、流動性の向上を目的として、7月31日を基準日とした1:2の株式分割実施も発表している。
フリービット (T:3843):1271円(+162円)急伸で年初来高値。
先週末に19年4月期の決算を発表、営業利益は29.8億円で前期比61.1%増益、インターネット接続サービスの伸長などにより、従来予想の27.5億円を上回る着地となった。
20年4月期も40億円で同34.2%増益の見通し。
不動産テック事業の大幅増益、ヘルステック事業の黒字化などを見込んでいるもよう。
想定以上の業績拡大ペースを評価する流れが優勢になっている。
エイチーム (T:3662):1254円(-296円)急落。
先週末に第3四半期決算を発表、累計営業利益は21.7億円で前年同期比42.9%減となり、通期予想も従来の40億円から28.5億円に下方修正している。
エンターテインメント事業の売上が想定を下回っているほか、新規ゲーム開発に向けた人員増なども収益の下押し要因に。
業績下方修正に伴い、年間配当金も従来予想、前期実績の32.5円から16円に引き下げるとしている。
JDI (T:6740):53円(-4円)続落。
最大800億円の支援を予定していた台中3社連合のうち、台湾の宸鴻光電科技が支援から撤退すると発表している。
台湾金融の富邦グループも離脱する可能性が高いとされている。
4月の支援合意以降、同社の業績が想定以上に悪化したことが影響した可能性などと指摘されている。
バランスシート立て直しに金融支援が必須であるなか、同社としては残る中国1社を軸に交渉を続ける方針のようだが、先行き不透明は強まる展開に。
フロンティアI (T:7050):2381円(+83円)大幅に続伸。
19年4月期の年間配当を59.00円(上場記念配当20.00円含む)に決定したと発表している。
従来予想は未定。
前期実績は1300.00円だが、18年12月27日付で1株につき200株の割合で株式分割しており、実質的には増配となる。
20年4月期の営業利益予想は前期比2.3%増の11.52億円で、安定的な成長を見込む。
年間配当予想は未定。
19年4月期は7.6%増の11.26億円で着地した。
シノプス (T:4428):18000円(+1520円)急伸。
7月31日の株主を対象に1株につき5株の割合で分割すると発表している。
株式の投資単位当たりの金額を引き下げ、流動性の向上及び投資家層の拡大を図ることが目的。
株式分割に伴い、発行可能株式総数を396万9600株から1984万8000株に拡大する。
分割に加え、株価が25日移動平均線を上抜けたことも投資資金の流入につながっているようだ。
東エレク (T:8035):14160円(-470円)大幅続落。
みずほ証券では投資判断を「買い」から「アンダーパフォーム」に2段階格下げ、目標株価も19000円から12500円にまで引き下げている。
ファーウェイ問題により、メモリー投資の回復期時期が20年初から20年半ばに後ろ倒しになると予想、20年3月期の会社計画には下方修正リスクが高まっているとしているもよう。
なお、みずほ証券では、アドバンテスト (T:6857)、ディスコ (T:6146)、SCREEN (T:7735)、日立ハイテク (T:8036)なども格下げしている。
アイリック (T:7325):1514円(+73円)急伸。
19年6月期の年間配当を従来予想の無配から20.00円(普通配当10.00円、記念配当10.00円)に増額修正している。
今後の業績見込みなどを総合的に勘案するとともに、東証マザーズ上場を記念して引き上げた。
同社は18年9月25日上場。
前営業日の14日に上場来安値(1392円)まで下落しており、値頃感が高まったことも買い戻しにつながっているようだ。