18日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■株式見通し:しばらくは個別対応に■前場の注目材料:ツルハHD、今期営業利益437億円、コンセンサスを若干下回る■国際帝石、LNG開発合意 インドネシアと55年まで期限延長■しばらくは個別対応に18日の日本株市場は、自律反発が期待されるが、基本的には狭いレンジでのこう着が続こう。
17日の米国市場では、NYダウ、ナスダックともに上昇した。
FOMCの動向を見極めたいとの思惑から上値は限られたものの、ハイテクセクターに買いが広がり、堅調推移となった。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比変わらずの21070円。
円相場は1ドル108円50銭台で推移している。
米株高の流れから若干買いが先行する格好になろうが、米国同様、FOMCの動向を見極めたいとのムードが高まりやすく、日経平均は21000円処でのこう着といったところである。
また、ハイテクセクターが買われているとは言え、S&P500指数をけん引しているのはメディアセクターであり、一方でAMDが3%を超える下落となるなど、半導体株は軒並み引けにかけて値を下げており、ナスダック上昇等の反応は限られそうである。
また、昨日の日経平均は小幅な上昇とはなったが、値下り数が7割近くを占めているなど、全体としては弱い。
指数インパクトの大きいファーストリテ (T:9983)、ソフトバンクGの2社で日経平均を50円超押し上げているため、21000円での底堅さは意識されたものの、方向性の掴みづらい環境であろう。
本日もスプリントに絡んでソフトバンクGは下支えとなろうが、ハイテク株への波及等は見極めが必要である。
また、個別の材料株に個人主体の短期資金が集中する動きがみられているが、TOPIX、東証2部指数、マザーズ指数、JASDAQ平均はいずれも下げており、トレンドは出難いだろう。
もっとも、日経平均はこう着ながらも21000円より下では売り込みづらさも窺える。
上値追いは皆無ではあろうが、心理的には押し目を狙った短期的な値幅取り狙いの商いは活発化しやすい。
その他、昨年12月安値に対する信用期日が近づくにつれて、需給妙味の大きい銘柄などへは、ショートカバーを誘う流れに向かいやすい。
その他、株主総会シーズンになるため、個別での材料を手掛かりとした物色も意識されそうである。
日経平均はこう着が続き、外部環境も不透明な中でもあるため、しばらくは個別対応といったところである。
■ツルハHD、今期営業利益437億円、コンセンサスを若干下回るツルハHD (T:3391)の2020年5月期見通しは、売上高が前期比4.8%増の8200億円、営業利益は同4.5%増の437億円を見込んでいる。
コンセンサス(440億円程度)を若干下回る。
■前場の注目材料・日経平均は上昇(21124.00、+7.11)・NYダウは上昇(26112.53、+22.92)・ナスダック総合指数は上昇(7845.02、+48.37)・シカゴ日経225先物は変わらず(21070、大阪比±0)・米長期金利は低下・日銀のETF購入・日銀追加金融緩和への期待・米利下げ期待・株安局面での自社株買い・村田製 (T:6981)全固体電池を量産 年度内 ウエアラブル向け・積水化 (T:4204)航空機分野に本格参入 米部品会社を561億円買収・東海カ (T:5301)独社買収 1000億円 東欧に生産拠点確保・国際帝石 (T:1605)LNG開発合意 インドネシアと55年まで期限延長・楽天 (T:4755)と西友 神奈川・猿島で有料サービス ドローン配送 来月テイクオフ☆前場のイベントスケジュール・10:30 豪準備銀行が6月議事要旨公表
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