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前場に注目すべき3つのポイント~ショートカバー中心だがシグナルは好転

発行済 2019-09-10 08:35
更新済 2019-09-10 08:41
© Reuters.  前場に注目すべき3つのポイント~ショートカバー中心だがシグナルは好転
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10日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■株式見通し:ショートカバー中心だがシグナルは好転■前場の注目材料:ミライアル、2Q営業利益15%増■ソフトバンク、端末購入を半額支援、他社契約でも利用可■ショートカバー中心だがシグナルは好転10日の日本株市場は、引き続き狭いレンジではあるが、リバウンド基調が継続しよう。

9日の米国市場は、NYダウが38ドル高と小幅ながら続伸。

ムニューシン米財務長官がテレビインタビューで米中通商協議の進展に言及し買いが先行し、その後は米中貿易摩擦の解消に対する懐疑的な見方や、12日に開催予定である欧州中央銀行(ECB)理事会での金融政策発表を見極めたいとの思惑が広がり、上げ幅を縮小してもみ合う展開となった。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比20円高の21350円。

円相場は1ドル107円20銭台と円安に振れて推移している。

米半導体株はまちまちの展開だったこともあり、指数インパクトの大きい値がさハイテク株へのインパクトは限られると考えられる。

ただし、円相場は107円台で推移しており、円安の流れがやや安心感につながることが期待されそうだ。

米中協議の行方を見極めたいとする模様眺めムードは強く、出来高は膨らみづらい需給状況であろうが、ショートカバーを中心とした底堅さが意識されやすいと考えられる。

また、欧州系証券ではFA関連の一角に対するレーティング引き上げが観測されている。

外部環境は不透明ながらも売り込まれていた銘柄に対するショートカバーの動きが意識されやすいと考えられる。

需給妙味の大きい銘柄や売り込まれていた銘柄を見直す流れに期待したいところであろう。

その他、薄商いではあるものの、日経平均は順調なリバウンド基調により、テクニカル面では75日線を支持線に変えているほか、一目均衡表では雲上限を捉えてきた。

遅行スパンは実線を突破して、上方シグナルを発生。

雲上限は切り下がってきているため、今日にも雲を突破してくる可能性があり、シグナルは一段と好転してくる。

また、週末に先物オプション特別清算指数算出(SQ)が控えているため、限月交代に伴うロールオーバーが中心になりやすく、大きなトレンドは出難いところではある。

しかし、直近のレンジ上限を支持線に、21000円固めから21500円処までのレンジを想定しておきたいとこである。

断続的なインデックス売買のほか、ショートカバー中心ではあろうが、SQ接近局面でのレンジ切り上げを見極めるところである。

■ミライアル、2Q営業利益15%増ミライアル (T:4238)は第2四半期決算を発表。

売上高は前年同期比0.7%増の49.54億円、営業利益が同15.3%増の7.02億円だった。

あわせて2020年1月期の業績予想を発表。

営業利益は前期比26%減の11億円を見込んでおり、コンセンサス(14億円程度)を下回る。

半導体市況が悪化し、主力のシリコンウエハーの出荷用容器の販売が落ち込むのが響く。

■前場の注目材料・日経平均は上昇(21318.42、+118.85)・NYダウは上昇(26835.51、+38.05)・1ドル107円20-30銭・シカゴ日経225先物は上昇(21350、大阪比+20)・SOX指数は上昇(1576.39、+8.05)・米原油先物は上昇(57.85、+1.33)・株安局面での自社株買い・米追加利下げ期待・欧州中央銀行(ECB)が追加緩和検討・日銀のETF購入・富士フイルム (T:4901)診療支援にAI搭載、2—3年で実現・MUTOH-HD (T:7999)光造形機2機種開発、解像度2.5倍の40マイクロメートル・日立ハイテク (T:8036)EV市場開拓、車載用リチウム電池向けX線検査装置・ソフトバンク (T:9434)端末購入を半額支援、他社契約でも利用可・三菱電 (T:6503)鉄道のMaaS向け開発、社会インフラ高度化・大日住薬 (T:4506)統合失調症にテープ製剤☆前場のイベントスケジュール・10:30 中・8月消費者物価指数(前年比予想:+2.7%、7月:+2.8%)・10:30 中・8月生産者物価指数(前年比予想:-0.9%、7月:-0.3%)

<SF>

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